文壇をにぎわせた、19歳と20歳の芥川賞ダブル受賞から13年。互いに初めての新聞連載小説となった綿矢りささんの『私をくいとめて』と、金原ひとみさんの『クラウドガール』が、同時刊行された。同時代を駆け抜けている2人が、執筆や育児について語り合った。 ――初めての新聞連載はいかがでしたか。 金原 緊張しました。でもすごいなと思ったのは、普段だったら絶対に読んでくれない人が読んでくれているという実感があって。同じアパートに1人日本人の方が住んでいて、連載が始まって「金原さんですか。母が朝日新聞を送ってくれて、読んでます」って。普段とは全然違う読者層に読んでもらうきっかけになったのだなあと、うれしかったです。 綿矢 連載が始まる前に区切りを見直して。この短さで区切ったのが初めてで、1話が会話だけにならないように、新たに文章を読み直して区切っていくのが楽しかったですね。ひとつの物語のなかに、いくつも
フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない (星海社FICTIONS) 一 肇 講談社 売り上げランキング: 107,754 Amazon.co.jpで詳細を見る 怪異ノベル『フェノメノ』をもう体験した? 『フェノメノ』とは、星海社FICTIONS(星海社)から発売されている全6巻のホラー小説である。 そしてその原作小説・第1章『Case01』を忠実にノベルゲーム化したものがNitroplusサイトにて無料で公開されている。大事なことなのでもう一度いうが“無料”でノベル版『フェノメノ』をプレイできるのだ。 それもフリーとは思えない高精細なグラフィック、ホラーな雰囲気を一層引き立てるBGM、読者を怪異世界へと誘うシナリオは正直お金を取ってもいいレベル。これをやらないなんてちょーもったいない。 「ノベルゲームって何?」っていう人に簡単に説明すると「音楽・絵・ボイスが加わった小説」と考えてもらっていいと
(※この記事はメジャータイトル25本からお勧めする最近のなろう小説に便乗した幻想再帰のアリュージョニストのステマです) たまに創作界隈で話題に上るテーマとして、異世界ファンタジーに日本語や外来語が出てくる問題、というのがあります。 要は異世界を舞台とした設定のフィクション(特に小説)に日本(や諸外国)の文化背景特有の言葉が出てきてしまう問題です。仏教のない世界で「仏の顔も三度まで」という表現が出てくるのはおかしい。コンピュータも英語も知らない登場人物が「マルチタスクが苦手」とか言い出したら違和感を覚えるでしょう。「社会」「文明」などの熟語も外国から輸入した和製漢語なので避け、やまと言葉のみを使うべきである。いやいやそれを言うなら、そもそも異世界の物語をで日本語で記述すること自体がおかしいやんけ、等々。 もちろん、日本人向けに作られたフィクションを日本語以外の言語で記述するのは現実的ではあり
By Michael Shaheen スティーブン・キングは「ショーシャンクの空に」「スタンド・バイ・ミー」「グリーンマイル」といった数々のベストセラー小説を世に送り出していますが、世界中で認められるストーリーを書くには、人を引きつける文章力や秀逸なストーリー展開を練るという類いまれな才能が必要とされます。ベストセラー小説を書くにはどのようなテクニックが使われているのか?どのようなストーリー展開がベストセラー小説になり得るのか?ということを研究した数学作家のクリフ・ピックオーバー氏が「簡単にベストセラー小説が書ける方法」を公開しています。 How to Create an Instant Bestselling Novel http://sprott.physics.wisc.edu/pickover/bestseller.html ◆ベストセラーが書ける文章テクニック14選 By Oli
各界で話題を呼んだスレが書籍化! 2013年9月20日にエンターブレインから発売される単行本、『ゲーセンで出会った不思議な子の話』。ネットの掲示板に投稿され、瞬く間に数千万人が読んだと言われる伝説のスレッドを小説化したものだ。その作者である富澤南さんに、独占インタビューを敢行! 富澤さんのインタビューがメディアに掲載されるのは、これが初めてだ。 今年いちばん泣ける本ができました 「俺、ゲーセンで格ゲーをやるのが好きだった。そこで出会った、不思議な子のことを書かせてほしい」 ある日突然、ネットの掲示板に投下された“大学生”を名乗る男の書き込み。「またクソスレか」。冷やかし半分で読み始めたネットの住人たちはいつしか、彼とその彼女との、まぶしく、甘酸っぱく、そしてどこか悲しい物語に引き込まれてゆく……。 「奇跡よ起こってくれ!!」 多くの人々がそう叫ばずにいられなかった名スレッド“ゲーセンで出会
トム・クルーズ、日本のライトノベルの映画化に出演 2011年12月2日 17:00 桜坂洋原作の「All You Need is Kill」に出演決定[映画.com ニュース] 米俳優トム・クルーズが、SF映画「All You Need is Kill」に出演することになったと、Deadlineが報じた。 同作は、桜坂洋の同名ライトノベルの映画化で、謎のエイリアンとの戦いに繰り出されては戦死するという時のループに捉えられた兵隊の運命を描く。昨年、ワーナー・ブラザースは同作の映画化権を獲得し、企画開発を進めてきた。 メガホンをとるのは「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督で、現在はジョビー・ハロルド(「アウェイク」)が脚本のリライトを急ピッチで進めているという。シリーズ第4弾「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」の世界公開を直前に控えるクルーズは、映画スターとしての人気
探偵小説の理論 ー形式化とデータベースー 修士論文要旨 本論は現代日本における探偵小説ジャンルの動向を社会的なコンテキストのうちに読み取ろうとする試みのひとつである。 第一章では、探偵小説がジャンルとして成立した第一次世界大戦後の英米と、第二次世界大戦後の日本における探偵小説の歴史を概観する。 第二章では、八〇年代後半の日本においてジャンル的隆盛を迎えた探偵小説の特性を探っている。 第三章では、第二章の議論を継続し、九〇年代日本における探偵小説の動向を、清涼院流水の小説を中心に考察する。 目次 要旨 序論 第一章 探偵小説と世界大戦の時代 第一節 江戸川乱歩の探偵小説論 第二節 『真珠郎』と『本陣殺人事件 第三節 探偵小説における形式化の問題 第四節 鮎川哲也と戦後日本社会 第五節 本格派探偵小説としての『点と線』 第二章 八〇年代
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