「ごめん・・・・帰る・・・」 ハルヒは小さい声でそういうとフードを被りながら俺に背を向けて歩き初めてしまった。 あぁ、なんたって俺はこう素直じゃないのかね この日のためにハルヒに隠れながらバイトしてまで用意した「これ」はどうするつもりなのかね。 ハルヒの後ろ姿を見る── 体内にパラジウムリアクターでも積んでるような元気の塊のこいつがフードを被りながらまるで捨てられた子犬が雨に打たれながら彷徨っているかのようになっちったなんて、あのハルヒをこんなに傷つけちまったのは誰だ? そうだ、俺だ。もうこれは病気っていうレベルの話じゃないね 去年のハルヒが消えちまった世界で一体何を学んだのかね俺は・・・・ 俺は本当にどうしようもないクズでバカ野郎だ、スレの皆の衆、俺をドラム缶に詰め込んで強制ハイキングコースの坂の上から転がした上にフルボッコにしてくれても構わんぞ。 なんてのは嘘だ、それより先にやらねばな
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