ソニーは28日、東京都品川区の自社ビル「ソニーシティ大崎」(地上25階、地下2階)を1111億円で不動産投資法人「日本ビルファンド投資法人」(東京)などに売却したと発表した。 ソニーは財務体質の強化のため、保有資産の見直しを進めており、2013年3月期連結決算に売却益約410億円を計上する。業績予想には売却を織り込んでおり、予想は据え置く。 ソニーシティ大崎は11年3月に完成したばかりで、現在はテレビやオーディオ関連の部署や関連会社が入り、約5000人が働いている。今後5年間は賃貸借契約を結んで入居を続ける。 ソニーは、ニューヨークの米国法人本社ビルの売却も決めている。