四万十市・一宮神社 市、予算案 精密に再調査 四万十市教育委員会は、同市間崎の一宮神社に伝わる「 七星剣(しちせいけん) 」(市指定文化財)の精密な再調査を実施する。2日開会の市議会に、調査研究費109万円を盛り込んだ2022年度一般会計当初予算案を提出。神社に安置された由来や材質の細かな成分分析を行い、謎に包まれた神剣のルーツを探る。(広浜隆志) 七星剣は全長81・9センチ、幅3・6センチの鉄剣。全体が赤さびに覆われているが、刃の中央部にかすかに文様が見える。1988年、奈良市の元興寺文化財研究所にX線調査を依頼し、北斗七星の銀象眼が埋め込まれていることを確認。さらに奈良県立橿原考古学研究所が、さび具合や形状などから、奈良時代以前に製作された七星剣と鑑定した。 ただ、神社に持ち込まれた経緯や由来などは不明。専門家の「近世に大陸から輸入された真ちゅう象眼の刀剣では」との指摘もあるという。
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