暗い部屋でアイマスクをしてごはんを食べる参加者=東京都台東区西浅草1丁目の緑泉寺、小林裕幸撮影暗い部屋でアイマスクをしてごはんを食べる参加者=東京都台東区西浅草1丁目の緑泉寺、小林裕幸撮影 薄暗い部屋で目隠しをしてごはんを食べる「暗闇ごはん」が東京・浅草の緑泉寺で開かれ、人気を集めている。全国の若手僧侶でつくるグループ「彼岸寺」(青江覚峰代表)が、食について考える機会を作ろうと昨年1月から始めたイベント。視覚に頼らないため、味や食感、においに敏感になるという。 日本ファッション協会の流行色情報センターが今月上旬に貸し切りで開いた会には、女性ばかり14人が参加した。部屋に入る前に目隠しをするので、部屋の大きさも席の並び方も分からない。一品ずつ料理が出されると、器の手触りから会話が始まる。どんなにおいか、舌触りや味はどうかなどと話しながら、料理の素材や調理法を想像する。表情が見えないと、か