日本ではこのほど、外国人労働者に対して新たな在留資格を認める法律が成立した/Emiko Jozuka/CNN 東京(CNN) リン・グエンさん(25)が日本語を学んだときに最初に学んだ概念の一つが「ウチ」と「ソト」だった。 これは人々を内部と外部の2つのグループに分ける慣行を指すもので、家族や友人、近しい知人は内部、周辺に追いやられている人は外部の者となる。 日本に夢中なベトナム人留学生にとって、それは警鐘のように感じられた。自分を常に外部の者と捉える、非常に閉ざされた社会に入ろうとしているのかもしれないという感覚だ。 だが、結局、グエンさんはそんな経験をしなかった。グエンさんは日本がゆっくりと変わりつつあることに気づいた。 高齢化と人口減少に直面する中、日本政府は移民に対する非常に保守的な考え方と新たな若い労働力への必要性との間でバランスをとろうと模索している。世論は変化を求める側にある