「ブロック」に関する玩具は、いずれも三角形や四角形などのパーツをつなぎあわせ自由に立体的な造形を作ることができるものばかりだ。 特に、注目されたのは「ポリドロン」。3歳の頃から遊んでいたというのは、Yさんだ。 「中学受験の算数で、図形を切断した面の形を問うものや、展開図を組み立てるとどんな形になるかを問う問題が不得意な子は多いですが、私は得意でした。図形問題を解くヒントを直接的に得たわけではありませんが、苦手意識を持たず、直感的に立体的な図形の組み合わせの感覚が理解できるようになったと思います」 ポリドロンのパーツで作っていたのは三角錐やサッカーボール、弟の“帽子”など。遊んでいたら、空間把握力がいつの間にか身についたそう。 ほかの3点、ピタゴラス、マグ・フォーマー、ゲオマグはいずれも磁石が内蔵されているのが共通点。手先が器用ではない小さな子から、大学生まで遊ぶことが可能だ。 「実際に手を