若者を中心にブームが広がるボードゲームの専門店「ゲームストア・バネスト」(名古屋市北区西志賀町)が開業二十周年を迎え、記念のゲーム会が十四日、北区役所講堂で開かれた。同店は全国の愛好者に知られる「名古屋の名店」。名物店長の中野将之さん(46)の人柄を慕って、県内外から約二百人が駆け付けた。 子どものころからボードゲームが好きだった中野さんは、勤めていた食品メーカーを辞めて一九九九年八月に専門店を開業。当初は知名度も低く経営は厳しかったが、客の話を聞きながらお薦めの商品を紹介する接客術や、海外作品を独自輸入する目利きで人気を確立。苦境を脱出した。 記念のゲーム会は、ファンらでつくる実行委が企画。参加者らは三十のテーブルに分かれ、中野さんも交えて楽しんだ。岐阜県恵那市から参加した勝田空人(そらと)さん(25)は「中野さんは今のボードゲームブームの基礎をつくった縁の下の力持ち。二十年続くのはすご