日本シジミ研究所(島根県松江市玉湯町林)の中村幹雄所長(73)と、長男で東京都在住のゲームデザイナーの誠さん(44)が、宍道湖と中海の生物を題材にしたボードゲーム「宍道湖と中海の魚たち」を考案した。生物の特徴について楽しみながら知識が身に付くよう工夫した。親子の合作が実現し、2人は「ゲームを通じて汽水湖の環境を保全する大切さを伝えたい」と願いを込める。 誠さんは人気アニメ「金色のガッシュベル!」の対戦型カードゲームを開発するなど、多くのヒットを生み出している。これまでの制作経験を生かし「宍道湖や中海の魅力を広めたい」と思い立ち、中村所長が監修した「宍道湖と中海の魚たち」(2007年、山陰中央新報社刊)を基にしたボードゲームの作成を今年2月から進めてきた。 宍道湖七珍のヤマトシジミやシラウオをはじめ、中海で養殖が進む赤貝(サルボウガイ)など44種類の生物を紹介するカードを使用。「ガラスの