「モノポリー」を通じて,経済学の理論的枠組を意識するとともに,それをビジネス書および経済学の入門書の講読を通じて体系的に把握し,(ゲーム上で)戦略的に使用できることを目標としています。 「モノポリー」とは,1935年という大恐慌時代にアメリカで誕生したボードゲームです。商品化される前は,経済学の教授や大学院生が税金の理論を説明するために考案した代物でした。そのせいか,資本主義をモデルとしつつも,市場の失敗をふんだんに取り入れたゲーム となり,発売以来の70年間に,世界中で2億セットが販売されました。