このレヴューは2002年5月22日より始められたものであり、それ以前に鑑賞した作品については、機会があり次第、紹介していきます。また、すべてネタバレを含む可能性がありますのでご注意下さい。順番は滅茶苦茶。 宮台真司『自由な新世紀・不自由なあなた』 宮台真司の自由主義論が炸裂。 軽薄な印象のする著者と表紙からは想像もつかないくらいには緻密な理論構成の自由論が語られている。必読。 時論:優 普遍:優 理論:優 理屈:優 浅田彰『構造と力―記号論を超えて』 構造主義からポスト構造主義に至るまでの思想の系譜・体系を、綺麗さっぱりに整理した本。構造主義とかポストモダンとか多少見聞きしているけど何のことやらさっぱり、という人は、インターネット検索エンジンと国語辞典を傍らに置きながらこの本を読めば、霧が晴れるように見えてくることでしょう。 時論:可 普遍:良 理論:優 理屈:良 宮台真司『権力の予期理論