梅棹忠夫は、世界各地で自身が撮影した写真のなかから自ら46点を選び、写真展「民族学者 梅棹忠夫の眼」を1982 年から2010年にかけて国内各地で開催しました。 特別展「ウメサオ タダオ展」の開催にあわせ、企画展としてその写真展を再現します。日本写真家協会会員でもあった民族学者・梅棹忠夫が、カメラ・レンズを通して「眼」をこらした世界をあらためてご覧ください。 ナシ族。中華人民共和国雲南省麗江納西族自治県。ナシ族はチベット系農耕民で、金沙江上流の大屈曲点ちかく、玉龍山(5950メール)の山麓、麗江にすむ。ふるくから漢文化に接し、その影響をうけているが、独特の風俗、文化をたもっている。奇妙な絵文字でかかれた「トンバ経」をつたえていることで有名である。(1979)