炎上というネットスラングの歴史は浅く、2007年の流行語大賞にノミネートされていることから、ここ5年ばかりの間に出て来た言葉であることが分かる。 ネットにおける炎上というのは、本来はブログなどのコメント欄に多数の非難コメントが殺到して収拾がつかなくなるさまを表す言葉で、そもそもブログ自体が存在しなかった2000年前後より昔には炎上という言葉以前に、その意味するところの行為自体が世の中には無かったという話である。 とはいえ、炎上に似たような出来事はネットが登場する以前にもあった。ここでは、いまをさかのぼること46年前の“炎上”について取り上げてみようと思う。淡谷のり子による歌屋発言である。 歌屋発言とは何かというと、淡谷のり子が1965年暮れ、当時の紅白歌合戦出場歌手を予想するにあたって、人気の若手歌手たちを軒並み切り捨てて「歌屋」と評したとされる出来事である。これのどこが“炎上”なの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く