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ブックマーク / www.doctor-senryu.com (1)

  • うがち

    古川柳の文芸的特性、三要素のひとつ。ウガつとは、穴をあけること、転じて表面的には見すごされがちな事実を掘り出して示す、江戸後期の流行語で「穴を言う」すなわち欠陥や弱点を指摘する意味に用いられるようになった。世態・人情の機微をウガつ目の位置は、洒落や黄表紙など江戸の市民意識が定着する過程で生まれた文学一般に共通する特性であるが、同じ前句附でも、初代川柳評にいたってこの特性が顕著に見られるようになったのは、一八世紀半ばの興行開始が、江戸という都市のアイデンティティ確立と道程を一にしていたことに理由が求められる。ウガチの対社会的態度は、ある距離を置いて対象をながめる覚めた客観性であり、日常の中の矛盾やアンバランスを、感情をまじえず取り出してみせる。卑俗化や暴露はウガチの目に引き出される知的な笑いの源をなしているが、それがあくまでも写実のすがたで描かれるのが特徴。ウガチの目は、現代では風刺的アン

    highcampus
    highcampus 2007/11/05
    川柳における穿ちについての辞書的な意味、用例
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