クルマ、鉄道、家電、時計、そして伝統工芸……新世代の匠たちを、日経トレンディネットが発掘する「ネットで買えるちょっといいもの」を紹介する本連載。第2回は新潟県の燕市(燕三条)で金型を手掛ける武田金型製作所のiPadケースとiPhoneケースを紹介する。 アップル製品の魅力のひとつに、モノとしての質感がある。金属の手触り、質量、そして精度の高さが存在感につながっている。本体の保護のために別素材のカバーを取り付けると、正直、金属としての魅力は半減してしまう。ただもしカバーが、同じ金属製だったら? カバーはスムーズに着脱できなければならない。硬い金属で、iPadに沿った美しい曲面を持ち、ピタッとした装着感と脱落しないキープ力があって、尚且つ、薄さを維持し機能を損なわない…そんな難度の高い課題に挑戦したのが、新潟・燕三条にある武田金型製作所。金属のプレス加工のための、金型を製作する町工場である。
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