天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議の初会合が17日、安倍総理大臣も出席して開かれます。有識者会議は、当面、15人程度の専門家から天皇の公務の負担軽減や退位に関する考え方などについて意見を聴き、論点を整理したうえで、来年春ころまでの提言の取りまとめに向けて検討を本格化させることにしています。 初会合には、安倍総理大臣、菅官房長官らのほか、メンバーに起用された、経団連の今井敬名誉会長、慶應義塾の清家篤塾長、東京大学の御厨貴名誉教授など合わせて6人が出席します。 初会合では、座長や座長代理を決めるほか、皇室制度に関するこれまでの政府見解や課題などについて政府側から説明が行われ、今後の議論の進め方などが協議される見通しです。 そして、今後、月に2回程度会合を開き、当面、憲法や歴史、皇室制度などの知見を持つ専門家15人程度から、天皇の国事行為や公的行為などの在り方、負担を軽減する