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ブックマーク / preudhomme.blog108.fc2.com (5)

  • ぷろどおむ えあらいん 低線量放射線の健康影響をどう考えるか

    竹野内さんからコメントをいただきました。最近は「ペトカウ効果」を検索しておいでいただける方がほとんどいなくなっていたのでちょっと驚きました。ありがとうございます。 失礼ながら「このの訳者より」の「この」が何を指すのか最初理解できず,少々困惑してしまったのですが,ペトカウ効果に関するを出版されているのですね。勉強不足で申し訳ありません。 個人的に,ペトカウ氏の論文についてはスターングラス博士が盛んに引用されている1972年の論文以降のものも手に入る範囲でいろいろ読ませていただきましたが,氏の研究成果については私自身も異論を挟むつもりはありません。しかし,ペトカウ氏の研究成果とその主張が,スターングラス博士の主張したい内容と当に一致しているのかどうかと言うと,私自身が調べた範囲については,かなりの疑問を持っております。 残念ながら,ご紹介いただいたスターングラス博士の著書はまだ拝見して

  • ぷろどおむ えあらいん 「ペトカウ効果」は低線量被曝が健康に大きな影響を与える根拠となるのか?

    (2011.6.17 一部加筆修正しました) まただいぶ間が開いてしまいましたが,今回のテーマは表題の通り「ペトカウ効果」です。 きっかけはtutujiさんにいただいたコメント中にあった「ぶらぶら病」というキーワードが気になったからです。 ぶらぶら病の詳細については,私自身もGoogleで引っかかってくるレベルの知識しかありませんので詳細についてはコメントしませんが,その根拠として「ペトカウ効果」や「ペトカウ実験」などのキーワードが必ず出てきたので調べてみる気になったと言うことです。 さて,このペトカウ氏(A. Petkau)ですが「医師」であるという紹介もされているようですが,正式の所属(少なくともこの研究をした当時の)は論文では「Medical Biophysics Branch, Whiteshell Nuclear Research Establishment, Atomic En

  • ぷろどおむ えあらいん 日本の安全基準は本当に緩いのか?

    <2011/04/12追記:このエントリ中で一部表現に不十分なところがあります。それらについての補足説明などを別エントリに上げておりますので,そちらもご参照下さい> もるもるさんからコメントをいただきました。ちょっと長くなりそうなので,エントリにして少しずつコメントを付けさせていただきたいと思います。 かなり、ウソが書かれているような気がします。 日が定めた暫定基準値は、国際指標の緊急時の摂取基準値すら上回っていますし、暫定基準値は平時の基準値と比べれば数百倍といった所です。暫定基準値とは、1日2日ならば影響はないが1年もべたら影響が出るかもしれないと言う極めて危険な数値です。 ここで仰っている緊急時の摂取基準値とはどこの何という基準値を指していらっしゃるのでしょうか?ちなみにWHOから正式に出ているコメントでは,ヨウ素131についてIAEA の定める原子力危機の際の運用上の介入レベル

  • ぷろどおむ えあらいん 生体濃縮についてもう一度

    福島第一原発において,低レベル放射性排水の放出が行われました。以下に毎日新聞の記事を引用します。 福島第1原発:低濃度汚染水、海に放出 1万1500トン 東京電力は4日、東日大震災で被災した福島第1原発の施設内にある、低レベルの放射性汚染水計1万1500トンを海へ放出すると発表した。(中略) 東電によると、放出される汚染水の放射能は法令基準の約500倍(最大値)に当たる。全体の放射能は約1700億ベクレルで、2号機の汚染水約10リットル分に相当する。東電は環境への影響について「2号機の高レベル汚染水が流れ続けるよりは軽微」としている。(後略) 1700億ベクレルとか言われると,かなりどっきりしますね。1.7E11 Bq=0.17 T(テラ)Bqなんて言われたら,さらにこんがらがりそうです。 ただし,同時に排出される水の量が11,500トン=11500000 Lですので,換算すると約15,

  • ぷろどおむ えあらいん 茨城のほうれん草や福島の牛乳はどのくらい怖いのか

    ぽん太 さんからご質問をいただきました(対応が遅くなってすいません。)。 > 質問ですが、事故により福島の原乳や茨城のほうれん草からも基準値を超える放射能が検出されたようです。しかし、その単位はどのメディアでもベクレルを使っており、どれほど危険なのかはわかりません。 > > そこで、今回の野菜や原乳から検出された基準値を越える放射能は、どの程度人体に影響を与えるものなのかお教え願えたら幸いです。 残念ながら放射性物質の影響が周辺の農作物にも生じてしまったようです。そして危惧していたとおり,ものすごい勢いで風評被害が広がっています。同じ茨城県でも県西部や県南部に同様の影響があるとも思えないのに一律に出荷制限をかけた国の対応もあまりに大ざっぱに感じますが,どこの県産品かを考慮せずにほうれん草は全部ダメ,と叫ぶ人たちや,秋に収穫されたはずのお米も忌避する人まで出てくると,激しい憤りと無力感を感じ

    higurasias
    higurasias 2011/03/23
    これだけ影響が少ない量でもきちんと検出して対応してくれるのだから,今売っているものは安心だ
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