菅義偉官房長官は16日の記者会見で、天皇、皇后両陛下が戦後70年となる来年4月にも、先の戦争で激戦地となったパラオをご訪問できるよう外務省や宮内庁など関係省庁に調整を指示したことを明らかにした。 菅氏は会見で「できれば来年度早々にも、両陛下に慰霊のためパラオをご訪問いただきたく、今後、所要の調整をするよう指示した」と述べた。 両陛下は、戦後60年にあたって南方地域の戦没者慰霊を希望し、平成17年6月に米サイパン島を訪問された。この際、パラオも訪問先として検討されたが、当時は移動や通信の手段、警護などの問題から断念されていた。 宮内庁などによると、大型の政府専用機の着陸は現在も難しいものの、「10年前よりは改善されている」として今後、具体的な調査を急ぐ。多数の島からなるパラオ国内の移動は、ヘリコプターを搭載した海上保安庁の巡視船などの使用も検討する。 パラオ側からは、レメンゲサウ大統領が今年
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