線条体(せんじょうたい striatum)は、大脳基底核の主要な構成要素のひとつです。 運動機能への関与が最もよく知られています。また、意思決定(依存や快楽)などその他の神経過程にも関わると考えられています。 線条体が機能低下により対人恐怖症、社会恐怖症に成るケースが多いと言われています。 (例:人前に出ると震えたり、手の平に汗をかいたり、顔の筋肉が硬直したりする) 線条体は、背側線条体と腹側線条体に区分されます。 運動系機能を司どる被殻(ひかく putamen)、精神系機能を司る尾状核(びじょうかく caudatenucleus)から構成されていて背側線条体とも呼ばれている。 線条体(被殻と尾状核)は、大脳辺縁系と大脳新皮質からそれぞれ興奮性入力を受けることが知られています。 線条体という名称は、ヒト線条体の尾状核と被殻が内包(大脳新皮質や視床からの軸索線維の束であり白質)によって分断さ