中越沖地震では、柏崎刈羽原子力発電所の解放基盤位置の地中記録で1G近い最大加速度の地震動が観測された。このような大きな地震動に原子力発電施設が襲われたことは過去に例がないが、地震後に行なった現地調査では、原子炉建屋等の重要構造物は無被害か軽微な被害であったことが報告されている。本講演会は、「中越沖地震ではどのような地震動が建物や構造物に作用し、その結果どのような応答が生じ、被害はどうであったのか」を解明することを目的に開催するものであり、観測記録の分析と解析的検討を組み合わせ、学術的な観点から地震動と原子力の建物や構造物の被害との関係を発表し議論する。情報公開が望まれる今の社会において、このように公開講演会のかたちで発表・議論が行なわれることは、原子力発電施設の耐震安全性や今後の課題に関し社会的なコンセンサスを得る上で極めて重要であり、今後欧米や中国で数多くの原子力発電所の新設計画が予定さ
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