市公共工事に絡む汚職事件で前市長が辞職したのに伴う千葉市長選は、14日に投開票され、前市議の熊谷俊人氏(31)=民主、市民ネットなど推薦=が、前副市長の林孝二郎氏(63)=自民、公明など推薦=、元市議の結城房江氏(65)=共産公認=を破り、初当選した。熊谷氏は全国の市長では最年少となる。 民主党は名古屋、さいたまの両市に続き、政令指定市長選で3連勝。鳩山新代表のもとでも2連勝となり、解散・総選挙の時期にも影響を与えそうだ。 前市長の逮捕を受け、3候補とも市政刷新を掲げた選挙戦を展開した。市議1期目だった熊谷氏は、急きょ立候補を表明。中央官庁から移った助役・副市長が市長となっている「天下り人事」からの転換や入札制度改革、大型公共事業の見直しなどを訴えた。選挙資金の一部をカンパ制にしたり、自転車で遊説したりする選挙スタイルで「変革」をアピールし、有権者の支持を集めた。 一方、林氏は自公の