2019年3月10日のブックマーク (3件)

  • 『いだてん』は「スポーツ・感動・ファシズム」の関係を描いた傑作だ(堀越 英美) @gendai_biz

    「全体」「感動」が重視される日のスポーツ 1996年アトランタ五輪で、女子競泳の千葉すず選手がバッシングされたことを今も鮮明に覚えている。 メダルを獲れなくてもカラフルなアフロヘアのカツラをかぶってプールに登場し、オリンピックは楽しむつもりで出た、メダルメダル言う人は自分で泳いで獲ればいいとインタビューで放言する彼女は、同年代の筆者にはすさまじくかっこよく見えた。しかしそんな人間は少数派だったようだ。 当時、彼女は二十歳そこそこ。自分とさして年の変わらない、そして自分よりはるかに努力家で強くかっこいい女性が、ただ楽しんだだけでバッシングされている姿にショックを受けずにはいられなかった。 世界レベルで楽しむ彼女がダメなら、日のすみっこで娯楽にまみれて生きる自分なんて土に埋もれるしかないではないか。若者の頑張りに勝手に「感動の物語」を期待し、「感動の物語」から逸脱すれば容赦なく叩きのめす。

    『いだてん』は「スポーツ・感動・ファシズム」の関係を描いた傑作だ(堀越 英美) @gendai_biz
  • 岸惠子(5)ユダヤ人ってなに?|神谷光信

    パリでわたしはインドシナ人だったと、加藤周一は書いている。インドシナ戦争が終結したのは一九五四年のことで、加藤の帰国はその翌年である。 結婚した年の夏、岸は高級店に二人の友人と入った。同じ年のテレーズと、夫の友人ニコールである。のサイズが小さいので注文しようと思ったのである。服装は所属する階級を示す記号であり、当時のフランス人は、足許から視線をあげてその人物を値踏みする。店の女主人は、店に入ったときから「嫌悪と軽蔑の入り混じった」棘のある眼差しで岸を見ていたが、「足を小さくするという伝統は今でも続いているわけですか!」。「木型を作るといっても恰好物ですからね。フン、可哀相に。パリ中捜してもそんな小っちゃな足にあうはありませんよ。子供専門店にでも行くか、それより、いっそ植民地にでも帰った方が早いんじゃないの」と言った。インドシナ戦争終結は三年前だった。 驚いて全身を固くした岸の腕を

    岸惠子(5)ユダヤ人ってなに?|神谷光信
  • 自然言語処理ってなに?課題は? 研究者に聞く、エンジニアが学術論文を読み解くための技術 - エンジニアHub|若手Webエンジニアのキャリアを考える!

    自然言語処理ってなに?課題は? 研究者に聞く、エンジニアが学術論文を読み解くための技術 多くのサービスに実装される自然言語処理ですが、そもそも一体どのような技術なのでしょうか?東京工業大学で研究にあたる、西川 仁助教に自然言語処理の歴史と現在。そしてどのような課題があるかをうかがい、さらにエンジニアが学術論文を読み解き、役立つ情報を手にするための手法も聞きました。 技術に関する最新の情報を得るための手段は様々ですが、“学術論文を読む”とは、その有力な手段の一つでしょう。しかし、数多くある論文から、自分の目的とする情報をいかに探し出し、いかに読むのが効率的なのでしょうか。そして、日頃から論文にふれる機会の多い研究者の方はどのように論文から情報収集を読み解いているのでしょうか。 今回お話をうかがったのは、自然言語処理研究のフロントランナーとして、東京工業大学に所属し、自動要約の研究をされている

    自然言語処理ってなに?課題は? 研究者に聞く、エンジニアが学術論文を読み解くための技術 - エンジニアHub|若手Webエンジニアのキャリアを考える!