色素異常個体 たまにピンク色のバッタが発見されてニュースになります。 直翅にはもともとピンク色の色素を持っていますが、 遺伝的な異常によりピンク以外の色が出現しなかったために、 体色がピンク色になってしまうことがあるからです。 この異常は遺伝するため、ピンク色同士の個体を交配させることにより、 人工的にピンク色のバッタを作出できることが確認されています。 また、体色の一部分ですがピンク色のマダラバッタが野生で累代を繰り返していて、 高確率でピンク色が入っているマダラバッタの個体群も存在します。 中国ではピンク色のキリギリスが、オーストラリアではピンク色のウマオイが発見されています。 日本ではこれらの仲間ではまだピンク色は発見されていませんが、出現する可能性はあると思います。 ちなみに脱皮した個体はピンク色から通常の体色に戻ってしまうことがありますが、 抜け殻には色素が残るためピンク色の抜け