秋田県上小阿仁村の村長選挙に3人が出馬した。 人口わずが2300人足らずの村に3人も立候補するとは、なかなか威勢の良いことではないだろうか。 現職の小林氏は「健康長寿伸ばす」 元職の中田氏は「買い物弱者支援」 新人の鵜野氏は「福祉事業見直し」 それぞれ重点施策を述べているが、なんとも弱い。 若者を増やすための施策がどの候補からも感じられない。 インパクトが弱すぎる。 高齢者しかいないから、そりゃそうだ。 秋田は日本の縮図だと言う人がいたが、上小阿仁村は秋田の縮図と言ってもいいのではないだろうか。 2007年から毎年約70人ずつ人口減が進んでいる。 単純計算だが、あと30年後には消滅する可能性が高い。 筆者は、上小阿仁村について秋田県の中で最も消滅する可能性が高いとみている。 平成30年の市町村別人口増減率では、上小阿仁村はワースト2である。 ワースト1は藤里町。 しかし、藤里町には、白神山