いつ誰にだったのか、もう忘れてしまったが「理系は損だ」「苦労は多いが報われない」みたいな話を聞いたように思う。 さっき思い出してgoogleで検索してみたら、あちこちに似たような話が書かれてる。 が、どれも毎日新聞科学環境部編『理系白書』という本を元ネタにしているらしい。 たとえば『生涯賃金の格差、5000万円』(P. 18)。 その内訳は、というと(P. 23) 文系の生涯賃金 4億3600万円 理系の生涯賃金 3億8400万円 ……ちょっと待て。バブルの頃ならいざ知らず、3億円でも高すぎる。 よく見ると、 「ある国立大の理系学部と文系学部(各々の学部の入学時点の偏差値はほぼ同じ)の卒業生全員に調査用紙を送って年収等を調査した所(回答約3400人)、理系の生涯収入の平均が3億8400万円なのに対して、文系は4億3600万円と5200万円の差が出た。 理系の就職先がメーカ中心なのに対して、