子どもの姿は、親の鏡だと言われます。これには、二つの意味があるように思われます。一つは、「子どもが親の都合のよいように作られてしまう姿」。そしてもう一つの意味は、「親の作った生活環境の中で、子どもが親の姿を模倣して生きている姿」です。子どもの特徴は、親の生き方や生活態度である程度は、想像がつくということになります。したがって、今の子どもの姿は、必ず親が影響しているはずです。 最近、「子ども達は、早く大人になることを望んでいない」と言われています。これは、子どもたちが、夢を持ちながら大人に憧れるのが普通なのに、その意欲が薄れてずっと子どもでいるほうが楽だと思っているからです。それは、親や大人達が子どもの憧れの対象でないのと、夢や希望を持たない大人が増えているからかも知れません。 人は、将来の夢やはっきりした目標を持つことができないと、学ぶ態度が失われ、自ら学ぼうとする意識が低下します。また、