2000年にC++多倍長整数クラスを書いてみようと思い立って、多倍長整数の計算について いろいろ調べ始めました。これまでの成果としては高速乗算法の設計法、C++が数値計算 に向いていない理由等がわかってきたことがあります。 高速算法はCあるいはアセンブラで記述して、Cの関数ライブラリとして実装し、C++は わかりやすいユーザーインターフェースを提供するものと考えた方がよさそうです。 しかし、実際に数値実験を行ってみるとC++よりもPythonのようなインタープリタの 方がはるかに使い心地がよく、最近はCの関数ライブラリにPythonのインターフェースを もたせるような方向へ考え方が変わってきています。