医療現場の課題をITで解決しようと、ことしの夏、医師や患者などが使うアプリの開発コンテスト「AppliCare2013」が東京で初めて開かれました。参加したのは医学や情報工学などを学ぶ学生たちです。 開発されたアプリはIT企業や医療機関に注目され、一部は実用化に向けた準備が進められています。学生たちが挑んだアプリ作りは医療の現場をどう変えていくのでしょうか。(ネット報道部・宮本宗侍) 医療の現場をITで変えたい 「AppliCare2013」に参加したのは大学生や大学院生30人。医療を学ぶ学生が、情報工学やWEBデザインなど、これまで医療とは縁遠かった分野の学生とチームを組んでアプリの開発に取り組みました。 なぜ、″混成チーム″でアプリを開発するのか。背景には医療現場の閉鎖性があるとコンテストの事務局代表、秋葉春菜さん(東京女子医大医学部5年生)は指摘します。 「医療の現場にはITを