人間の自然破壊がヤバいという普遍的なテーマが垂れ流されていた時代があった。平成である。 『平成狸合戦ぽんぽこ』はまさにその顕著な例だろう。寄生獣もそうかな。とにかくあの時代は、タヌキが自然破壊をする人間を止めるべく戦う姿がキャッチーであった。 そんな平成狸合戦の舞台である多摩ニュータウンは令和を迎え、無事に人口がガンガンと減少し、自然に飲まれつつある。 「人間が来たら狸が住むような自然は無くなっちまう!開発やめろ!」とタヌキたちは叫んでいたが、 何のことはない。時が流れれば人間の開発なんて簡単に緑の中に消えていく。しかも、たった十年かそこらで。 今の多摩ニュータウンは、道路から雑草がグリグリ生えてきて危ない事この上ないし、害獣たちが闊歩しているので最早人の方が肩身が狭い。 「人間から自然環境を守れ」というテーマは、現代の多摩ニュータウンには全く響かない。 むしろ、「自然環境から人間を守って
![令和に平成狸合戦ぽんぽこを見ると、環境問題の何たるかがわかる。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)