Interview 2017.07.06 THU 人間の脳は平均7時間寝るのが最適な作り。短い睡眠時間でごまかす方法はありません – 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 柳沢 正史さん ナルコレプシー(睡眠障害)の原因に繋がる物質「オレキシン」を1998年に発見、その後も睡眠研究の世界をけん引し、世界でトップレベルの睡眠研究拠点「筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)」の機構長を務める柳沢さん。 「人間の脳は平均7時間睡眠を必要とする作りなんだ」「短い睡眠時間でごまかす方法、あれは全て嘘」 本当に質のいい睡眠をとるには?世界トップレベルの研究拠点が導入する手法などをお聞きしました。 ■脳波が発見されてからも、睡眠研究はずっと飛躍的進展がなかった。―IIISは世界的にも最先端の睡眠研究拠点ですが、睡眠研究はどういった歴史を辿ってきたのでしょうか? 睡眠研究って、長い間、時代か