(1) (2) (3) 宿命と運命 誰もが、生まれてくる前に魂の課題を決めており、それに応じた人生を生きています。 美輪明宏さんは”人生の青写真は(最初から)決まっている”と表現しておられますが、たとえば前回書いた彼女も、青写真に従って明治時代の日本の家庭に生まれたはずです。 それは、いわゆる宿命です。 彼女が成長する中でさまざまな出来事を経験し、折々で感じた感情が彼女のエネルギーを変化させ、形作られたエネルギーが新たな経験を引き寄せ、それによってさらに感情を感じる。 この連綿たるフィードバックによって導かれる流れが、運命です。 運命は変えられる 結婚や海外移住のような個人的な経験も、第二次世界大戦や原爆など社会的な出来事への遭遇も、同じく本人のエネルギーに基づいています。 たとえば彼女の被爆は、あの時点での彼女のエネルギーが、1945年8月6日午前8時15分の北緯34度23分41秒東経1