東浩紀は南京大虐殺や従軍慰安婦について、自分のブログ(http://www.hirokiazuma.com/archives/000465.html)や著書(「リアルのゆくえ」(講談社新書)、「思想地図 Vol.1」(NHKブックス))で曖昧で小難しい書き方だが明らかに否定的に述べている。東浩紀の社会的地位や知識を勘案すればその本心は、単に否定的な見解(南京大虐殺否定論)に過ぎないと言うべきだろう。彼はポストモダンという理論の説明だと言い訳しているが、私から見て実はその基盤にはいくつも大間違いが存在する。 (東の言い方) ポストモダニズム系リベラルの理論家は、「公共空間の言論は開かれていて絶対的真実はない」と主張してきた(東浩紀ブログ) 南京事件の真実性も象徴に過ぎない/僕たちはもう象徴としてしか使えない/象徴に落とし込めるわけではない/そういうことを絶えず自覚しながら話すべき→だから南京