【高重治香】携帯電話大手のソフトバンクモバイルは1日、顧客6万3100人について「端末代金を滞納」と誤って情報を処理していたと発表した。ローンやカード払いの審査に使われる信用情報に登録し、うち1万6800人分は金融機関などに情報が渡ったという。 誤登録された顧客の一部は、いわゆるブラックリストに該当しかねない人物として取り扱われた可能性がある。事情を説明するなかで、「クレジットカードがつくれなかった」など「実害」の訴えが12人からあった。ソフトバンクは1日、ホームページ上で事実関係を公表し、「ご迷惑とご心配をおかけしました。深くおわび申し上げます」と陳謝した。 誤登録のもとになった支払いは2009年10月から今年8月までの入金分で、とくに12年12月から今年3月の間に集中していた。3月に苦情が寄せられて分かった。プログラムの設定ミスで、「入金あり」が「なし」に変換され、金融や信販の会社