~読み聞かせの感想~ ノスタルジックな世界観が広がる ちょっぴり大人な温かい絵本です。 主人公は庭師をしているおじさん。 あるとき、ひょんなことから 古い本と自分が幼かった日の写真が一枚出てきます。 それは、庭で撮った写真。 でも、その写真が変なんです。 見たこともない植物に囲まれている。 でも、そこに何かを感じ ずっと気になっていた庭師。 ある日、その本に吸い込まれた。 そこは水彩画で描かれた淡い世界。 自分が幼かったころの世界。 懐かしさや会いたかった亡き父と会える喜び そしてこの世界がいつまでも続かないと なんとなく感じている主人公の哀愁。 ファンタジーなんだけど、 どこか現実的であり、 生きる力を感じる場面。 そして、ずっと気になっていたあの庭が何だったのか やっと思い出すことになる。 幼い自分が地面に描いたへんてこな庭。 それがあの写真の庭。 それを上から眺めていた父親が 自分の