毎年多くの初詣客でにぎわう鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)で拾得された初詣客のものとみられる遺失物を鎌倉署が保管している。最も多いのは手袋で約8割が右手だけ。帽子も多い。さい銭を投げる際などに外したり、参拝マナーを意識して脱いだものを落としたとみられる。 同署によると、今年の三が日の同署管内の拾得物件は前年比32件増の301件で、約半数の147件が同八幡宮で見つかった。最多は手袋の24件で、右手用が19件。同八幡宮以外での手袋の拾得はなかったという。 発見場所は大石段の上の本殿周辺が多く「さい銭を投げる際に利き手の手袋を外し、落としてしまったのでは」と同署。ニット帽の拾得は12件で、同署が境内に設置した警備本部に「帽子をかぶったままでは神様に失礼と思って脱いだら、なくしてしまった」と問い合わせる男性もいた。 同八幡宮によると、参拝時は手袋や帽子を外してかばんなども別の場所に置き、二礼二拍手