ブルキナファソ北部のセルボ(Selbo)村で、砂漠化の進行を食い止めるために植えられる植物(2009年10月11日撮影)。(c)AFP/ISSOUF SANOGO 【12月9日 AFP】気候変動は既に人々を移住に追い込んでいるとする報告書を、国連(UN)の国際移住機関(International Organization for Migration、IOM)が8日発表した。 報告書は、具体的な人数は明らかにしていないものの、「気候変動や環境の悪化に起因した人間の大規模な移住は既に起こっている」とし、移住先については「富裕国へ押し寄せるという予想には反して、国内他所や隣国」であると説明している。 エチオピア、マリ、ブルキナファソ、セネガルでは、干ばつの際には「必ずと言っていいほど」大規模な移住が発生しているという。 報告書は、セネガルのタンバクンダ(Tambacounda)州の例を挙げている