連日、高校球児は甲子園を目指して熱戦を繰り広げている。気温が35度を超えれば、グラウンドの体感温度は40度以上。熱中症で具合が悪くなるのは当然だ。 この殺人的な暑さの中で試合を行えば、水分補給だけではカラダが持たない。日本体育協会は熱中症予防のための運動指針として、気温(参考)35度以上、湿度や風速などを考慮したWBGTが31度以上の場合、運動は原則中止としている。だが、この猛暑で地区予選が行われている現状にストップがかかったという話は聞こえてこない。 甲子園大会だって条件は同じだ。今後も何らかの対策を講じることはないのか。高野連に問い合わせると、こんな答えが返ってきた。 「これまでにも『ドームでやればいいのでは』とか『この時季でないといけないのか』というご意見を頂きました。でも、球児たちにとってみれば、(他球場ではなく)『甲子園』を目指して練習してきているわけですし、(高野連として