日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は2009年6月22日、ユーザー企業がソフトウエアを開発する際の品質や工期、価格の現状や評価基準をまとめた「ソフトウェアメトリックス調査2009」の成果を発表した。以前の調査結果も踏まえて、ソフトウエアの品質や工期、価格の標準的な評価尺度を報告した。 同調査はJUASの会員企業などのソフトウエア開発プロジェクトの実態調査をし、開発、運用、保守に関する作業の効果を評価する基準や評価値をまとめたもの。経済産業省の支援を受けて2004年度から毎年実施し、今回の調査で5年目を迎える。調査したプロジェクトの累計は5年間で118社435プロジェクトとなった。 JUASが同調査を実施する狙いは「ソフトウエア開発のスタイルについて『プロセス志向』から『プロダクト志向』への移行を促す」(JUASの細川泰秀 専務理事)ことにある。ここでいうプロセス志向とは各開発工程で