地球に帰還する小惑星探査機「はやぶさ」を見守るパブリックビューイングには多くの人が集まり、カプセル分離の信号受信に拍手が起こった=13日午後、神奈川県相模原市のJAXA相模原キャンパス(渡守麻衣撮影) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13日午後8時前、小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還するため、小惑星「イトカワ」の土壌サンプルが入っている可能性がある回収用カプセルを機体から分離したと発表した。 分離は帰還に向けた最終作業で、同日午後7時51分に成功。カプセルは順調にいけば同日午後11時ごろ大気圏へ再突入し、オーストラリア中南部ウーメラの砂漠に着地する。 はやぶさは飛行中の相次ぐトラブルで飛行期間が当初予定より3年間延長され、カプセルの分離装置がうまく作動するか懸念されていた。