著者プロフィール:松田雅央(まつだまさひろ) ドイツ・カールスルーエ市在住ジャーナリスト。東京都立大学工学研究科大学院修了後、1995年渡独。ドイツ及び欧州の環境活動やまちづくりをテーマに、執筆、講演、研究調査、視察コーディネートを行う。記事連載「EUレポート(日本経済研究所/月報)」、「環境・エネルギー先端レポート(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社/月次ニュースレター)」、著書に「環境先進国ドイツの今」、「ドイツ・人が主役のまちづくり」など。ドイツ・ジャーナリスト協会(DJV)会員。公式サイト:「ドイツ環境情報のページ」 今、欧州において湿地保護への関心が高まっている。 例えば、地球規模の気候変動とそれに伴う大雨により、欧州の河川では洪水が頻発しているが、その解決策として期待されるのが河川沿いにある湿地帯の復活だ。また湿地帯は多様な生物の宝庫であり絶滅危惧種に指定されている動植物