被災後に輪島市・珠洲市の住人がどこへ移動したのかを分析したところ、石川県内では金沢市が最多。県外で最も多かったのが隣の富山県だった。 県外では、時間の経過とともに東京都への移動者がじわじわ増加しており、6月30日の構成割合は14.7%と、富山県(13.7%)を逆転した。 分析を通して同社は「多くの被災者が今も帰宅できず、やむを得ず他県や東京都への移住を選択せざるを得ない現状にある」と指摘。 「被災地はメディアの注目度の減少とは逆に、いまなお深刻な危機に直面している。報道の減少が、決して状況の改善を意味するものではなく、被災地の復興の遅れが単なる印象ではない」と危機感をあらわにしている。 関連記事 ソフトバンク、被災全エリアを応急復旧 能登半島地震で 作業に延べ9239人 ソフトバンクは27日、令和6年能登半島地震の影響で携帯電話が使えない、使いづらくなっていた全エリアの応急復旧が完了したと
Appleは米国時間7月24日、ウェブ版「マップ」をパブリックベータとして公開した。これにより、「iPhone」「iPad」「Mac」がなくても、ブラウザーからマップにアクセスできるようになった。これは、Appleがマップを拡大し、2005年にデスクトップ版が登場した競合の「Googleマップ」の成功に倣う最新の例だ。 Appleのマップはこれまで、同社のデバイスでのみ利用でき、同社エコシステム内での連携という利点があった。しかし、ウェブで展開することで、Apple製デバイスユーザー以外でも同社の位置情報や道案内のサービスを利用できるようになった。 Appleのマップは2012年にリリースされたが、当初は精度やユーザー体験に関してあまり好評ではなかった。それ以来、同社はマップの有効性とデザインを大幅に改善し、多くの新機能を追加してその地位を向上させてきた。また、Googleマップにあるよう
Appleは、将来的には他の言語、ブラウザ、プラットフォームのサポートも展開する計画だ。また、開発者はMapKit JSツールを介してWebアプリ版マップにリンク可能だ。 Appleマップのβ版はこちらからアクセス可能だ。 関連記事 Amazon、Meta、Microsoft、TomTomのオープン地図団体、初のマップデータセットをリリース Amazon、Meta、Microsoft、TomTomが2022年に立ち上げたオープンな地図データ団体Overture Maps Foudationが、初のマップデータセットをリリースした。無料でダウンロードできる。 Apple、Googleマップの「ビジネスプロフィール」のような「Business Connect」提供開始 AppleはGoogleの「ビジネスプロフィール」のようなショップやレストラン向け無料サービス「Apple Business
東京都中野区は、2023年7月に閉館した施設「中野サンプラザ」を3Dモデル化。オープンデータとして公開した。商用利用も可能となっている。あわせて、建物内部の3Dモデルを閲覧できるビューアも公開している。区では「VR空間に中野サンプラザを蘇らせ、バーチャルツアーやコンサートを開催するなど、自由な発想でデータをご活用ください」としている。 この取り組みは、中野のランドマークとして50年ものあいだ親しまれた建物である中野サンプラザを文化財としてアーカイブ化するため、外観と建物内部を計測し、3Dモデル化を行ったというもの。 中野サンプラザ外観はもとより、エントランス、コンサートホール、チャペル、レストランをレーザスキャナなどにより計測。3D点群データ(las形式)を作成するとともに、点群データをもとに、3Dモデル(ifc、nwc、nwd、glb形式)を作成したという。このほか、計測時に撮影した写真
ナビタイムジャパンは7月18日、乗換案内アプリ「乗換NAVITIME」において、電車の乗り換えを対象に「屋内優先ルート」の提供を開始すると発表した。 電車から電車への乗り換えの際に屋内での移動を優先し、対象ルートがある場合に提案する。少し遠回りしても直射日光を避けられる。
中野区は7月16日、2023年7月に閉館した「中野サンプラザ」の3Dスキャンデータを、オープンデータとして無償公開した。商用利用も可能で、「VR空間に中野サンプラザを蘇らせ、バーチャルツアーやコンサートを開催するなど、自由な発想でデータをご活用ください」としている。 データは外観と建物内部(エントラス、コンサートホール、チャペル、レストランなど)をレーザースキャナなどを使って計測し、las形式の点群データを作成。これをもとに3Dモデルを作り上げた。データは、クリエイティブ・コモンズ(CC-BY4.0)に準拠しており、原作者(本データでは中野区)のクレジットを表示すれば、営利目的を含めて自由にデータを改変・複製・再配布できるという。 外観の計測には、航空測量センサーの「CityMapper-2」、ハンドヘルドレーザースキャナ「Hovermap ST-X」、LiDARセンサーを搭載した「iPh
#JAXA#QZSS#みちびき#QPS研究所#MADOCA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)とQPS研究所(福岡市中央区)は、軌道上(オンボード)で高分解能の衛星画像を処理するための「高性能オンボードコンピューティング環境」と衛星軌道位置情報を高精度に獲得する「オンボード高精度単独測位(Precise Point Positioning:PPP)」技術を組み合わせて、「オンボードPPPアルゴリズム」の成熟度をアジャイルに向上させる研究を共同で進める。7月16日に発表した。 オンボードで実験した結果を分析し、より良いアルゴリズムになるように積極的に書き換える技術実証を進める。軌道上での実証結果を踏まえて、オンボードPPPアルゴリズムを書き換える実証サイクルで、従来の「地上で開発して宇宙で実証する」という研究・宇宙実証サイクルよりも圧倒的に早くアルゴリズムの技術成熟度向上を目指すという。 オン
LINEヤフーは、「Yahoo!検索」の検索結果において、災害発生時に自治体によって開設された避難所の情報掲出を、7月8日から開始している。災害発生時にYahoo!検索で「市区町村名 避難所」「市区町村名 避難所開設」と検索すると、開設された避難所の一覧が検索結果に表示されるようになっている。 近年、線状降水帯や局地的大雨の影響による水害、また大規模地震などの自然災害が各地で発生。Yahoo!検索では、災害発生時に避難が必要となった際に、開設されている避難所や避難者の人数などの確認が迅速にできるよう、検索結果上に避難所情報の掲出を開始したとしている。 災害発生時にYahoo!検索で「市区町村名 避難所」や「市区町村名 避難所開設」と検索すると、開設されている避難所の情報が掲出。検索結果では、避難所の住所、連絡先の基本情報のほか、混雑情報、最大収容人数、現在の避難者数などの詳細が最大10カ所
国土交通省は、まちづくりDX推進の一環として、全国の地方自治体で決定された都市計画のGISデータを収集。統一されたフォーマットでGISデータをダウンロードできるサイトの運用を開始した。ダウンロードページにアクセスすることで、誰でも無償でダウンロードが可能。データはGISソフトウェアで利用できる。 これまで都市計画は地方自治体により決定され、自治体ごとにさまざまな方法で公開されてきた。今回、まちづくりのDXをさらに進めるという観点から、国土交通省において各地方自治体で所有しているGISデータ(緯度経度等の位置情報を持ったデータ)を集約。統一されたフォーマット(Shape形式/CityGML形式)で一元的に公開することで、より活用のしやすい環境を整備したという。 公開されたデータは、都市計画区域、用途地域に加え、都市計画道路など多種多様な都市計画のGISデータ。これにより、都市計画の内容を幅広
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