2007年9月19日のブックマーク (4件)

  • 【伊達淳一のデジタルでいこう!】富士フイルム「FinePix F50fd」(試作機) 〜F31fdの真の後継機たり得るのか?

    コンパクトデジカメの高画素化はどこまで進むのだろうか? センサーサイズを変えずに画素数を増やせば画素ピッチが狭くなり、光を受け止めるフォトダイオードの面積も狭くなる。マイクロレンズを大口径化したり、インナーマイクロレンズを追加したりと、受光効率をアップすることで、画素の極小化に伴う感度低下を補おうと頑張っているようだが、残念ながら現実はそんなに甘くはなく、強力なノイズリダクションでノイズを塗りつぶし、なんのための高画素化かわからなくなっている。 しかも、コンパクトデジカメは小型軽量でスリムであることが大前提なので、レンズユニットも薄く小さく設計する必要があり、果たして極小画素ピッチに見合うだけの光学性能を持っているかは微妙なところ。おまけに光の波長という物理的限界もあり、小絞りボケを避けるため、絞りの段数もかなり限られてしまう。 それでも、高画素化が止まらないのは、“高画素でなければまとも

  • ペンタックス「DA★ 50-135mm F2.8 ED [IF] SDM」

    K10D / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm 超音波モーターを内蔵するペンタックスの新しいデジタル専用レンズシリーズの第1弾だ。7月27日に発売だが、当初は同社の予想を上回る注文で供給不足に陥ったほど、ペンタックスユーザーがその発表から長らく待ち望んだレンズである。位置付け的には同じデジタル専用のDAレンズシリーズの上位となる。価格はオープンプライス。実勢価格は12万6,000円前後となる。 35mm判換算で焦点距離76.5mmから207mmに相当する画角となる。開放絞りは全域F2.8で、ボケ具合こそ違うものの、35mm判フルサイズで70(80)-200mm F2.8クラスの大口径望遠レンズを使用したときと同じような感覚で使うことが可能だ。鏡銅の大きさは76.5×136mm(最大径×全長)。重量も685

  • カシオの高速連写試作機を触ってみた

    カシオが8月31日、ドイツの家電見市「IFA」で開発発表したのが、世界最速の連写機能を搭載するデジタルカメラ。フル解像度で最大60枚/秒の連写性能と、300fpsでのVGA動画記録という「2つの世界最速」を特徴とするプロトタイプだ。 これまでの民生機では考えられない連写性能が話題を呼び、発表を伝えた誌の記事も高アクセスを記録した。今回、試作機を手にすることができたので、インプレッションをお届けする。 試作機にはまだ型名がなく、ブランド名も未定なら、価格も具体的な仕様も未定。そのため記事中のデザインや仕様は、製品版と大きく変わる可能性がある。機能や操作ボタン類についても同様だ。発売時期は「1年以内を予定」とのこと。 実はIFAでのお披露目は、試作機の完成から約1カ月のタイミングであり、通常の発表スケジュールより大幅に短い。その理由は、市場の反応を見ながら仕様を固めることにあるという。すで

  • 「ゼンリン」×「昭文社」 明暗分けた電子地図推進の「英断」【概要】 - J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所

    地図出版は、ゼンリンと昭文社がほぼ同規模の売り上げを誇り、市場を2分している。ところが、地図事業全体ではゼンリンが昭文社の約3倍と圧倒している。ゼンリンは直近3年間は売上高で年平均4.2%成長、利益では何と24.3%増と好調に推移しているが、昭文社は1.3%の減収、9.1%の減益と不振にあえいでいる。 両社の事業は主に、書籍販売が主力の地図出版関連と、カーナビやパソコン向けのソフト販売やインターネットでの地図情報配信サービスを主力とする電子地図関連のふたつである。地図出版は出版不況の影響も受け、この5年間で両社とも売り上げが約15%減少と低迷が続く。 電子地図の市場規模は約850億円と、この数年は年率10%以上の成長を見せている。電子地図を利用した地理情報システム(GIS)全体では、カーナビなどの民需に自治体や国の需要を加えて、2005年の約3.5兆円から、2010年には約6兆円に膨ら