印刷 関連トピックス九州電力枝野幸男原子力発電所 九州電力の真部利応社長の進退をめぐり、経営陣の対立が深まっている。枝野幸男経済産業相は社長の続投を改めて批判し、自主的に経営を刷新するよう求めた。早く経営の混乱を収めようと、前会長や複数の役員が社長退任の説得工作を始めたが、人事権を握る松尾新吾会長は決断を先送りしたままだ。 前会長の鎌田迪貞(みちさだ)相談役と松尾会長、真部社長は22日夕、福岡市内で社長の進退について話し合った。関係者によると、鎌田氏はやらせ問題の混乱を収拾するため、「けじめ」として社長の進退を考え直すよう説得した。「複数の役員が危機感を共有している」とも説明したが、松尾氏は納得しなかったという。 枝野氏はこれまで「会長、社長の行動は住民の理解が得られない。原発の安全性について何を言っても到底信用されない」などと、トップの経営責任の重さに言及してきた。 続きは朝日新聞