トップ > 特集・連載 > 東日本大震災 > 福島原発事故 > 記事一覧 > 記事 【福島原発事故】 国・東電の安全神話指弾 IAEA福島原発事故最終報告書 Tweet mixiチェック 2015年6月12日 IAEAがまとめた東京電力福島第一原発事故の最終報告書。237ページからなる 東京電力福島第一原発事故を調べてきた国際原子力機関(IAEA)の最終報告書が、公表された。国も東電も「日本の原発は安全」と思い込み、何度も安全対策の強化を迫られる機会があったにもかかわらず、怠ってきたと強く批判している。IAEAの指摘を紹介しつつ、再稼働への動きを強める日本政府や電力会社の対応は十分なのか検証した。 (山川剛史) <後手>崩れた「電源早期回復」 報告書が「基本的な思い込み」という表現で、繰り返し批判しているのは、日本が陥ってきた原発の安全神話だ。 なぜ「安全」なはずの福島第一がもろくも重大