条件反射(じょうけんはんしゃ)とは、動物において、訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動のこと。ソビエト連邦の生理学者イワン・パブロフによって発見され、パブロフの犬の実験で有名になった。 条件反射[編集] 内外の刺激に対して、神経系を通しておこる生活体の反応を、反射と呼ぶ。通常、反射と呼ばれるのは無条件反射であり、これはその種が先天的に持っている反射行動である。これに対し、経験などで後天的 (後付け) に獲得された反射行動が条件反射 (conditioned reflex) である。現在では先天的な反射に限らず様々な行動が研究されているため、心理学では条件反応 (conditioned response) というのが普通である。 条件反射の例[編集] 梅干しを見ると、つばが出てくる[1]。 無条件反射の例[編集] 熱いものに触れたときに手を引っ込める。 転びそうになった時、手をつく。