アメリカの先月の新車の販売台数は、ガソリンの値下がりなどを背景に全体の販売は増加しましたが、排ガス規制の不正の影響でドイツのフォルクスワーゲンは前の年の実績を24.7%下回りました。 メーカー別では、アメリカの大手はGM=ゼネラル・モーターズが前の年より1.5%、フォードが0.3%、クライスラーが3.1%それぞれ増加しました。 日本の大手はトヨタ自動車が3.4%、日産自動車が3.8%増えましたが、ホンダは5.2%減少しました。 一方、ドイツのフォルクスワーゲンは24.7%減少し、主要な大手メーカーの中では最も大きく落ち込みました。フォルクスワーゲンはことし9月に排ガス規制の不正が発覚して以降、問題のディーゼル車を購入した人におよそ12万円の金券を配るなど顧客離れを食い止める対策を講じていますが、販売への影響が徐々に拡大しています。