一連の問題について会見で頭を下げる豊田章男社長=名古屋市中村区のトヨタ名古屋オフィスで2010年2月5日午後9時4分、大竹禎之撮影 トヨタ自動車の車両の品質問題が相次いでいることを受け、トヨタの豊田章男社長は5日夜、名古屋市の同社名古屋オフィスで緊急に記者会見した。豊田社長は「多くのお客様に大変な迷惑とご心配をおかけした」と述べ陳謝。ブレーキが利きにくいとの苦情が相次いでいるハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」については、リコール(回収・無償修理)を含めて早期に対応を決める方針を表明するにとどまった。 昨年秋以来、フロアマット問題での自主改修、アクセルペダルが戻りにくくなる不具合でのリコール、プリウスのブレーキ問題と相次いで発覚した品質問題で、豊田社長が会見したのは初めて。利用者の不安やトヨタの対応への批判が高まっており、豊田社長は「多くのお客様が不安に思われていると思い、自ら会見する