テクノロジーと人間の未来を考えるうえで、その結節点にあるインターフェースの考察は欠かせない。 この先の未来、私たちの生活や身体感覚はどのように変わっていくのか? ユーザー・インターフェース研究の第一人者である暦本純一教授と、アート・広告・エンターテインメントの分野で世界的に活躍する真鍋大度氏に、それぞれの専門と異なる世代の視点から語っていただこう。 (構成・文/神吉弘邦 写真/MOTOKO) 人体を変えるアート表現で、 インターフェースの未来を占う。 暦本 ── 暦本です、初めまして。東京大学で教鞭を取りながらソニーのコンピュータサイエンス研究所の副所長も務めています。どうぞ宜しくお願いします。 真鍋 ── こんにちは、真鍋です。僕らの撮影スタジオまでお越しいただき、ありがとうございます。ここではCMやミュージックビデオの撮影に使うためのオリジナルデバイスを動作検証したり、フルテストを行っ