TLPI (The Linux Programming Interface) 再々。 TLPI の輪読の際に @matsumotory よりシグナルセットあたりをまとめるようにと指令が出たので、拙遅な感じでまとめました。 シグナルとは プロセス間通信の一種。「プロセスにシグナルを送信すると、そのプロセスの正常処理に割り込んで、シグナル固有の処理(シグナルハンドラ) が実行される」プロセス側では、シグナルを受信した際の動作(シグナルハンドラ) を設定することや、シグナルをブロックすることも可能。 コンソールで、プロセスを終了させるためにkill -9 <PID>とかCtrl+Cとかした際にも、対象プロセスにシグナルが送信されている。 ちなみに、PID「1」の init や systemd にkill -9 1しても何も起らない。(そういえば昔、oom-killer に init を殺された覚
マジックSysRqキーは、Linuxカーネルでシステム状態に関する低レベルコマンドを発行するキーシーケンスである。 SysRqとその他のキーとを組み合わせて使用する。これはカーネル開発におけるデバッグ用であると同時に、しばしばシステムがフリーズした際に、その状態からの回復やファイルシステムを破損させることなくコンピュータを再起動させるために使用される。 サン・マイクロシステムズのOpen Firmware(OpenBoot)と同様のこのキーシーケンスは、ソフトウェア開発やトラブルからの回復を行うための以下のようなツールへのアクセスを提供する。 強制的なファイルシステムのアンマウント プロセスの強制終了 キーボード状態の回復 書き込みキャッシュのフラッシュ(ディスクへの書き込み) システムの再起動
人間とウェブの未来(旧) 「ウェブの歴史は人類の歴史の繰り返し」という観点から色々勉強しています。2014年までの人間とウェブの未来の旧ブログです。 といっても、きちんとした検証をしたわけではないので、あくまで「こういう環境でこういう事をやるとこうなる」という参考程度のものと理解してい頂ければ幸いです。 Linux上でプロセスは同時に何個起動できるのか 数年前にC10K問題が流行りました。これは、簡単に言うと、万のオーダーでプロセスを立ち上げる事になると、現状のOSではそれを想定した設計になっていないためまともに動かなくなる、といった問題でした。 だったら、「10万プロセス位を同時に立ち上げてみて、どうなるか試してみようぜ!」と思い、会社のエンジニアと一緒に試してみました。検証環境は、メモリ48GでCPUはHyperThreading込で24コアです。そこで動いていたOSはDebianでL
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