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2010年9月18日のブックマーク (5件)

  • シラバスお蔵出し――あるいは「各論に落とす」こと - もどきの部屋 education, sociology, history

    職業教育や職業訓練が重要であることは論をまたない。人は一生教育制度・訓練制度のなかに閉じこもったまま生涯を終えるわけではなく,ほぼすべての人は,いずれ「社会に出る」という名の職業への移行をはたすわけであるから。にもかかわらず,戦後日教育論議や教育政策において,それが不当に低く評価されてきたのだとしたら(いやされてきただろう),それは正さなくてはならない。 教育社会学において,そうした議論の先鞭をつけ,今現在その議論のトップランナーであり続けているのは,いうまでもなく田由紀さんである。『教育の職業的意義』(ちくま新書,2009年)はそんな田さんの議論のエッセンスを一般向けに書き下ろした渾身の一冊である。「職業的レリバンス」論の提出というのは,教育論議や政策提言への貢献という面で意義があるだけでなく,アカデミズムにおける教育社会学という一つの学問領域にとっても,「選抜・配分」系の研究が

  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 大学と職業との接続検討分科会 その3:職業訓練と一般教育

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 「人間力対職業的レリバンス」という対立構造で物事を捉えるのに、反対する理由は数多くあるのですが、その一つは職業訓練をまた、不当に低めるものであると考えるからです。この場合、職業訓練のなかに、各種の専門学校を加えてもいいかもしれません。 実際のところ、私は自分が偶々関係した専門学校を見ただけですが、少なくともそれまでにこんなに人間教育をしっかりしている学校を見たことがありませんでした。彼らが就職していくのは、彼らの能力ももちろん、大前提にありますが、大きいのは先生方のバックアップです。生徒と頻繁に連絡を取り、面接を繰り返し、よく一人ひとりのことを把握し、いわゆる躾というべき教育も徹底しています。彼らが取得している資格がどれくらい就職に直接、役

  • 自己顕示としての消費から、生産消費能力を高める消費へ - 月明飛錫

    雑記 | 00:45 | 先日、『第三の波』を再読していろいろと発見があったので、同じ著者アルビン・トフラーが、2006年に出版した『富の未来』を読んでみた。 『富の未来』には、社会が工業社会から知識社会へ移行するとともに、「富の体制」が大きく変わっていくことが書かれている。なお、トフラーのいう「富」とは、金銭だけではない。金銭で買ったわけではないが、人々のニーズを満たすものも全て含めて「富」と呼んでいる。 富の未来(上)ジャンル: ・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 社会科学 > 社会科学全般ショップ: 楽天ブックス価格: 1,995円楽天で詳細を見る こので興味深かったのは、「生産消費者(プロシューマー)」の増加が、新しい知識社会のなかで大きな役割を果たすとしている点だ。 1.生産消費者生産消費者とは、自ら消費するためにモノやサービスを生産する人のこと。工業化社会のモ

  • 外国為替入門講座 第10回 為替相場の決定理論

    1.為替相場決定理論 外国為替相場は、自国通貨と外国通貨の交換比率です。為替レートは、外貨を買う人と売る人がどれだけいるかという為替の需給により決まります。 ≪フローアプローチとストックアプローチ≫ 為替相場決定理論には様々な学説がありますが、為替需給のどこに注目するかにより、フローアプローチとストックアプローチの2つの体系に分けられます。 ※フローとは「流れ」のことです。ある一定期間に動いたお金のことで、所得や給料のことを意味します。ストックとは「存在量」のことです。ある時点の資産残高のことを意味します。 ◆フローアプローチ フローアプローチは、一定期間の取引高から需給を捉える方法です。一定期間に生じた対外取引の受取りと支払いの金額から、為替レートを導き出します。 フローアプローチによる理論は、固定相場制の為替市場を背景に唱えられた理論に多く、一般に古典派理論と呼んでいます。 ※固定相場

    hiroao
    hiroao 2010/09/18
    為替レート
  • 秋の夜長に不胎化介入とか非不胎化介入とかについて長々ととりとめもなくつぶやいてみる - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    内容はタイトル通りです。文中の「マネー」は「ベースマネー」と読み替えていただければと思いますです。 経済学には奇妙奇天烈な専門用語があるワンけど、その一つが不胎化介入、非不胎化介入ワンね。「ふたいかかいにゅう」って打っても変換されないワンもんね。 非不胎化介入なんて「非」と「不」って否定が連続してるのもややこしいワンけど、非不胎化介入って何もしない(=日銀が政府の為替介入に伴うマネーの変化を相殺しないで放置する)ことワンから「介入」っていうのもしっくりこないワンね。 何もしないことも一つの行為と見なすとするなら、介入っていうのもありかもしれないワンけど。 ただ円高が進行する現状を前にして、日銀に対して非不胎化介入を要求する際には注意が必要ワンね。 伝統的には非不胎化介入っていうと、政府による為替介入の結果市中のマネーが増加した際にそれを放置する(売りオペでマネーの吸収をしない)ことを意味し

    秋の夜長に不胎化介入とか非不胎化介入とかについて長々ととりとめもなくつぶやいてみる - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
    hiroao
    hiroao 2010/09/18
    不胎化介入とか非不胎化介入とかについて